先日、101師匠に人工甘味料の安全性について 質問された時、うまく答えられなかったのでこ の場を使って御回答を。

基本的に、食品は何でもバランスよく食べるの が良い。というのが基本だと思う。 全ての食品は適量摂取すれば体にいいものだけ れど、過剰に摂取したら体に障害を生じうる。

例えば、食塩。 食塩は生存のために必須の成分だけれど、過剰 に摂取すると高血圧、腎疾患、心疾患なんかに 繋がるので有害だ。 極端な話をすると、1日に体重1キロあたり3 gの食塩(=体重60kgの人なら180g)を摂取す ると半数が死ぬと言われているし。 それ以外にも、妊娠中のマウスでは食塩の過剰 投与による催奇形性(四肢短縮、関節変形、指 趾異常)が認められている。

(参考) 医薬品インタビューフォーム 日本薬局方 塩化ナトリウム http://www.otsukakj.jp/med_nutrition/dikj/intervie/jscif.pdf

ということで、「どんな物質であっても有 害」とする結論を出すことは簡単にできる。

では、人工甘味料の安全性についてはどうな のか? 食品添加物の毒性を告発(笑)する文献を読んだ ことは無くて、それを見たとされる人が食品添 加物の有害性を書いた記事しか見たことは無い けど、 全体的な印象としては「なんとなく怖そう」だ という不安感を煽るものだったり、「そりゃな いでしょ」ってくらい非現実的な条件での有害 性を書いたものが殆どだと思う。

多くの人工甘味料の特徴は砂糖よりも異常に甘 い。 アスパルテームで200倍、スクラロースで600 倍、ネオテームに至っては10000倍だ。 つまり、砂糖と同じ甘さを出すための使用量は 200~10000分の1で済むので実際の摂取量は極 微量で、日本人のアスパルテーム摂取量は体重 60kgの人でも一日7mg程度だそうな。

自分が調べた限り、最も低濃度で何らかの作用 があるとしていたのは 「アスパルテームは1mg/体重1kg/日の摂取を継 続すると精子の運動性に影響する(ラット)」 とする記述。 ちなみに、ソースは見つからなかった。アスパ ルテームじゃなくてスクラロースについての学 会発表はされたっぽいけど。

何はともあれ、体重60kgの人が60mgのアスパ ルテームを摂取したら精子の運動性が落ちる可 能性があるそうだけど、 実際はその量の10分の1しか摂取していないの で特に問題は無い。

△▼△▼

ということで、実際に生活する上では人工甘 味料による健康被害は問題にならないと思われ る。 もちろん、ダイエットコーラを毎日飲み続ける ようなマッドな生活をしていると精子の運動性 に影響するから妊娠を希望する人は避けたほう がいいのかもしれないけど、問題があってもこ の程度。

むしろ、砂糖の摂取量を減らすことができると いう本来の利点に目を向けるべきじゃないかと 思う。 安全性を考えるのなら、同じ味を得る時の砂糖 と人工甘味料とで比較をするべきだ。

500mlのコーラ(=砂糖60g)を毎日飲むのな ら、まだダイエットコーラのほうが健全ではな いか。 それだけの砂糖を摂っていたら確実に糖尿病 コースなので、それならダイエットコーラのほうがまだマシだろう。

もちろん、ダイエットコーラなら毎日飲んでて もOK~!なんてわけではなく。 毎日飲むような過剰摂取はアカン、というのは 冒頭に書いたとおり。 どんなものでも、適度に楽しむのがよろしゅう ございますな。
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2015.08.06 Thu l 日常 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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